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2011年 06月 11日 ( 2 )

直下型地震は起こるのか?

 6/9に、地震調査研究本部(本部長:文部科学大臣)第227回地震調査委員会が開催されました。報道では、双葉断層(宮城県~福島県)、立川断層帯(埼玉県~東京都)、牛伏寺断層(長野県)などで地震の発生確率が高くなっていると指摘された部分がとくに取り上げられているようですが、こちらのPDFの資料にあるように、全国の活断層および海溝型地震の発生確率があらためて再評価されています。
 ざっと目を通すと、千島海溝、三陸沖(今回の震源域の北側)、相模トラフ、南海トラフ、日向灘における海溝型地震のいくつかのケースが、10年以内の発生確率20~60%と高く評価されています。なお南海トラフのうち東海地震の推定震源域については「いつ起こってもおかしくない」とする防災中央会議の報告(2001)を引用しています。また、3/11の震源域では、引き続きM7.0クラス以上の余震が起こる危険性が指摘されています。
 一方、活断層では糸魚川-静岡構造線のうち牛伏寺断層を含む区間の、今後30年以内に14%というのがもっとも高い数値のようです。ただし参考として示されている駿河トラフにおける海溝型地震と連動する富士川河口断層帯のケースaでは30年以内に10~18%です。
 これをどう読むべきなのか? いろいろと難しいところもありますが、今回の報告書の末尾に示されているように、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)についてその直線の評価は30年以内に0.02~8%でした。報告を公表するにあたって阿部勝征委員長は、「これまで起こらなかったものが起こらないという視点は捨てて、科学的な根拠で想定できるものに関しては、その情報を採り入れていこうという決意表明」と述べたそうです。
 つまり、可能性が指摘されている活断層型地震、海溝型地震はどれも「起こり得る」という前提で対策をとっておくべきということではないでしょうか? 示された発生確率が低いからといって「起こらない」という訳ではないので、とれるべき対策から順次対応していくほかないのでしょう。
 こちらは、防災科学技術研究所(防災科研)高感度地震観測網Hi-net自動処理震源マップ(東日本・直近7日間)です。引き続き、3/11本震の震源域は揺れ続けています。この範囲で、最大M7~8クラスの余震の発生の可能性があるということです。
 また福島県浜通南部~茨城県北部にかけてと、千葉県北東部(銚子沖付近)では震源の浅い地震が頻繁に発生しています。茨城県南西部~千葉県北東部の震源の深い地震も同様です。「2011年5月の地震活動の評価」に報告されているそれぞれの地域ごとの状況を見ると、明らかに3/11以降、地震の発生回数が急増しています。今後、より大きな(M7クラス)の地震に注意するだけでなく、たとえば2000年の千葉東部地震では家屋損壊の被害も出ています。
 あまりにも頻繁に揺れるので、ついつい大丈夫だろうと見なしてしまいがちですが、注意しておくことにこしたことはありません。
 地震列島日本に暮らし続ける上での宿命です。

On 9 June, the Headquaters for Earthquake Research Promotion (director: Minister of Education, Sports, Science and Technology) hold Earthquake Research Committee and report "Long-term estimation of seismic activity of active faults and plate boundary earthquakes" (in Japanese).
Almost seismic zone of plate boundary earthquake -along the Pacific shore are estimated high probability: 20-60% occurrence of M7 class earthquake within 10 years.
There is still high probability of max M8 class aftershock in the seismic source area of 11 March largest earthquake.
And there are so many active faults assumed to be source of M7 class earthquake.
The Hi-net seismic sources map (by National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention) shows frequently aftershocks off Tohoku reigion (39°~36°N, 141°~143°E).
Frequently shallow earthquakes are observed both Fukushima (Hamadori)~Ibaraki and east of Chiba. Another deep earthquakes are sourced from SW Ibaraki~NW Chiba. Frequency of earthquake occurrence in those area is absolutely increased after 11 March.
We must...not consider about low probability as 'safe'. We should make any countermeasure in each regions, with each estimated cases.
We always remember that we are living on extremely active place in the world.
by asiansophia | 2011-06-11 23:17 | 3.11 Earthquake

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_22505652.jpg ちょっと考古学そのものから離れた南アジアの記事をお届けします。
 右の写真は、パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州(旧北西辺境州)の州都ペシャワールでビーズ工房とショップを営むAbdulmominの自慢の作品です。
 ラピスラズリ(青)、孔雀石(薄緑と緑:マラカイトとも)、紅玉髄(赤~オレンジ:カーネリアン)、トルコ石(水色)などのビーズと銀のオーナメントを組み合わせたペンダントとブレスレットなど。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23162084.jpg
 ビーズの細工はとても丁寧できれいな仕上がりです。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_2318080.jpg







 こちらがAbdulmomin。彼のお父さんも兄弟もビーズ職人という一族です。
 もともとは、アフガニスタンのマザリシャリフ出身のトルクメン人なのですが、母国の混乱を避けて一家でペシャワールに逃れてきたとのこと。その後、ペシャワールの旧市街のAndar Sheherに工房とショップを構えることとなりました。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23262814.jpg

 こちらはAbdulmominの弟。現在、トルコ・イスタンブールのバザールでお店を任されてるようです。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_2328443.jpg






 こちらは工房の様子。さまざまなビーズ素材の原石やパーツが...
ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23281622.jpg


 ビーズの細工だけでなく、デザインも洗練されています。
 彼の一家は、インダス文明研究の大家である、アメリカ・ウィスコンシン大学のKenoyer教授にも高く評価されていて、アメリカの博物館での実演展示、ワークショップに参加したこともあるほどです(紹介記事はこちら)。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23282565.jpg







 ビーズの加工中。さすがに、電動ドリルを使用していますね。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23354645.jpg
 これは、写真ではなかなかすごさが伝わりにくい逸品。1つが数ミリという、マイクロ・ビーズをふんだんに使ったネックレスです。
 絨毯の編目の大きさと比べて見たら、少しは分かるでしょうか?

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23423814.jpg




 また別の作品群。“いいもの”はトランクの中にしまってあるのです。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_23433352.jpg

 某神戸の大学のK先生。ラピスと金の大きな首飾りをつけて、気分はウルの王様でしょうか?






 アフガニスタン北東部バダフシャン州に良好かつ大規模な鉱脈のあるラピスラズリは、紀元前の時代から、遠くメソポタミアやエジプトまでもたらされていました。大英博物館に展示されているウルの王墓の出土品一式はとても有名です(写真は大英博物館の所蔵品、ウル第3王朝、BC2600頃)。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_002518.jpg


 実は、Abdulmominには何度も自宅でご馳走になっています。これは2006年12月~2007年1月、Mominの弟、インド留学中のKさん、そして南アジアと言えばのUさん。

ペシャワールのビーズ工房: lapidary beads working from Peshawar_a0186568_00541.jpg

 Abdulmominの兄弟、息子と日本人ご一行。
 そして彼は、以前から日本へ進出するべく機会を覗っています。もし、この記事を見て興味をもたれた方いらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

 Picasa上のAbdulmomin自身のウェブ・アルバムはこちらからご覧になれますよ。


Those splendid lapidary beads working are from Turkmen Beadmaker, Andar Sherher, Old City of Peshawar, Pakistan.

Vivid blue beads are made of Lapis lazuri from Afghanistan. Both pale and deep greens are Malachite. Reds and oranges are Carnelian from India. Skyblur (or so-called turquoise blue) are Turquoise. All beads are definitely fine (photos #1-2).

Since 2004, I have been to Peshawar and adjacent Kybar Pakhtonkhwa (former NWFP) region 4 times. Every time I and my friends have visited our friend Abdulmomin at his shop (photo#3).
He is the eldest son of Mohammad Ashoor, skilled beadmaker. All of his family work with beadmaking. They are Turkmen from Mazar-e Sharif.

One of his brother is now at Istanbur, shopkeeping in the famous Grand Bazaar (Kapalı Çarşı) (photo#4).

They are gathering various stones over the world. Manufacturing fine beads in their own workshop (photo#5-7).

Most incredible work is micro-beads of Lapis lazuri-necklace with hundreds (thousands?) of smallest beads (less than 2 millimeter) (photo#8). You will feel very smooth touch like as silk.

Prof.J.M.Kenoyer, the famous Indus archaeologist from Wisconsin Univ., admires their skill. Once Mohammad's family was invited to US demonstrating their beadmaking in special exhibition. Then they are familiar with archaeology. Sometime they manufacture excellent pieces inspired from archaeological material (photo#9). On this photo, Dr.Koiso enjoys pretending the King of Ur., with gold and lapis lazuri necklace (compare with (photo#10 from the British Museum collection, from the Royal Cemetery of Ur).

Every time in Peshawar, we have been invited dinner at their house with delightful Turkman dishes (photos#11-12).
Since 2007, we have no chance to meet them. I guess we can visit scenic historic city of Peshawar again.
by asiansophia | 2011-06-11 00:13 | アジア/ Asia