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PJAM2012#15 ヴィーサル・ヴァレー地区遺跡群へ(その4)

 パキスタン2012春場所、ヴィーサル・ヴァレー地区の旧石器時代遺跡、まだまだ続きます。
a0186568_22594014.jpg
 そもそも、なんでヴィーサル・ヴァレー地区の遺跡なのか、それは、これ、この石器なんです。
 以前から、SALUが刊行するジャーナルAncient Sindhに掲載されているレポート、あるいはマッラー教授が来日されたときの講演の際に紹介されていた写真を見て、「これは!」と思っていたのが、このエンド・スクレイパー(日本語では掻器とも表記しますね)です。およそ4~3.5万年前にはじまる後期旧石器時代―すなわちアフリカの外に現代人が進出し急速に広がっていった時代―の開始を象徴する石器のひとつと考えられています。ヴィーサル・ヴァレー地区には、このエンド・スクレイパーがきわめて多く分布しているようで、SALU考古学・人類学博物館にも多数展示されていました。しかも、大きめで厚手のやつ!!(マニアックですみませんが、分厚いことが重要なのです。この場合...)
 で、1時間半くらいの踏査と表面調査で、早速拾ってしまいましたよ。
a0186568_2354890.jpg
 こんな感じのブレイド・コアも一緒です。ますます高まる期待感(ごく一部にしか理解していただけないと思いますが...)。
a0186568_237112.jpg
 ほらほら、また別のエンド・スクレイパーも...
 この日は、遺跡の概況、地形や景観の確認、そしてヴィーサル教授らの記録したGPS位置座標の正確さの確認が主眼だったので、資料採集自体はそんなに集中してやったわけではないのですが、まぁ、次々に素晴らしい、思い描いたとおりの石器が拾えるわけです。
 と言うことで、いたく興奮してマッラー教授、ヴィーサル教授とも意見交換してたわけですが...まぁ、その場でも3人以外にはまったく伝わらなかったでしょうね(涙)
 残念ながら、その瞬間を本人が写真に撮ることは無理だったのですが、同行していたKさんがパシャリと撮っていてくれました、のでちょっと拝借。
 出典は、こちらです(笑)
a0186568_2313734.jpg
 この後も、いくつかの地点を回ったのですが、私個人としては、もう心を決めてしまいました。エンド・スクレイパーをガンガン拾える地点があるのです。もう、そこしかない。
 ヴィーサル教授は、なら掘ろう、と言っておりますが、まずはその前に、今度はじっくりと表面調査をして、石器の組成や分布状況を確認しなければなりません。まだ4日目、あと8日は滞在できるので、順を追って取り組みましょう、ということで、明日、もう一度表面調査を行ない、その翌日は大学で資料の確認、その上で試掘をしてみよう、ということになりました。
 いやはや、「掘る」ところまで話が進むとは、まったく考えていなかったのですがね。まぁ、これも成り行きです。インシャラー。
a0186568_2302053.gif

 ということで、急きょ、ヴィーサル・ヴァレー・プロジェクトの始動ですよ...でも、続きはまた次回。
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by asiansophia | 2012-04-03 20:00 | PJAM2012