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PJAM2012#14 ヴィーサル・ヴァレー地区遺跡群へ(その3)

 さて、いよいよヴィーサル・ヴァレー地区の踏査、本編です。
 ここは、2000年以降、ヴィーサル教授に発見され、SALU考古学研究室が分布調査を続けてきた旧石器時代を中心とする遺跡群です。おもに中期~後期旧石器時代の遺跡で、前期旧石器時代まで遡る可能性のあるハンドアックスは1地点で表採されているのみ、中石器時代やインダス文明期の遺跡も少なく、一帯の中では特異な様相を示しています。
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 しかし、なんで発見者と遺跡名が共通するのか、疑問をもたれる方も多いことでしょう...と、すでにネタばれかもしれませんが...遊牧民がたまに通り過ぎるほかに住人のいないこの辺りは、細かく地名がつけられていないので、ヴィーサル教授やマッラー教授のビッグ・ボスであり現SALU副学長のマダム・ニローファー教授が、「発見者の名前付ければいいんじゃない」というノリ(?)で名づけられたのだそうです。はい、予想通りの展開ですみません(写真は、遺跡にたたずむヴィーサル教授)。
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 では、いよいよ踏査開始。舗装道路から外れて砂漠に乗り入れた車が到着したのは、砂丘間の凹地にある第2地点、第3地点付近です。ASTER-GDEMにもとづくと、凹地底部の標高はだいたい35~40m程度。見ての通りフラットですが、これは基盤の石灰岩が露出しているためです。
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 そして地表面には、石灰岩の礫とチャートの原石、石器が入り混じって分布しています。
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 砂丘上の地点とは異なり、明確な集中部を見出すことは難しく、また採集される資料もほとんどが石器製作の際の副産物ばかり。整った石核や、石刃など、そして道具としての石器はほとんど見当たりません。チャート原石の採取と、一次的な打ち割りを集中して繰り返し行なった、いわゆる原産地遺跡的な性格を有するのだと思われます。
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 基盤が露出する地点を離れると、地表面は柔らかな砂に覆われるようになります。この砂は、おそらく風により頻繁に移動を繰り返しているものでしょう。
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 砂地の表面は、季節的な降雨によりえぐられている部分があります。
a0186568_2242869.jpg
 そして砂地の範囲は、基盤が露出している範囲より植生が繁茂しています。
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 その砂地に、石器がばらばらと散布している地点があります。
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 こちらは、砂丘をだいぶ登った中腹付近の地点。
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 比高差70mほどの砂丘を登り切ったあたり。
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 遺物を探す、マッラー教授とKさん。ただし...
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 見ての通り、石器自体は体をかがめて探すまでもなく、いくらでも落ちています。探しているのは「いいもの」(笑)。
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 砂丘頂部の第66地点にたたずむマッラー教授。
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 また別の、砂丘中腹の第75地点。
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 一帯には、これまでに100以上の地点が確認されてます。ので、まさに犬も歩けば石器に当たる状態。
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 と言うわけで、この日ばかりは石器に興味のない(失礼)Kさんも、思わず拾ってみたりするのでした。
 で、何が見つかったのか? については、また次回。
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by asiansophia | 2012-04-02 20:00 | PJAM2012