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PJAM2012#10 歴史の街コート・ディジーその3

 前回に引き続き、もう一度、コート・ディジー城です。西側、つまり現在のハイウェイ側から見た全景。まさに、壁です。
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 コート・ディジーの町は、この背後(東側)にあります。平地部分には、かつて泥レンガの城壁が築かれていたそうです。
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 そしてコート・ディジーの町は、城下町らしい細く曲がりくねった路地のあちこちに古い建物が残り、歴史を感じさせてくれます。ハイウェイ沿いのにぎやかな町並みとは違った味があります。
 先に紹介したシーシュ・マハルなどとあわせて保存・整備を進めることで、観光や歴史教育のセンターになり得るのではないか、とマッラー教授は構想しています。
 しかしながら、ここもまた、さまざまな問題に直面しています。街道沿いの新しい町ほどではないにしろ、やはり古くなった建物は新しくしたいのが人情、町並みを保存するためには、それなりの計画と住民への配慮、支援が不可欠でしょう。
 そして何より、歴史的景観の中核となるコート・ディジー城の保全が最大の課題です。
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 これは低層部、城門のすぐ脇の城壁。基部に染みのように見えるのは、雨季に水が漬いてしまった範囲です。基本的にはほとんど雨の降らない地域ですが、雨季には集中的に雨が降ります。排水施設が整備されていない城内は、プールのようになってしまうのだそうです。
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 そしてもう一つ、地下水に含まれる塩分が毛細管現象で地表へ、そして城壁のレンガへと吸い上げられ、城壁にダメージを与えます。
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 保存状態がよいところは、こんな感じで精巧なレンガ積みを観察することができます。
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 ところがダメージを受けた箇所は、基部から崩壊してしまうのですね(マッラー教授撮影)。
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 城壁の上にも崩落している部分があります(マッラー教授撮影)。
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 とくに最上層部はダメージが大きく、ところどころで修復の努力がなされていますが、付け焼刃です。復元が不十分だったり、オリジナルとは異なる素材(コンクリートや石)などを使用している箇所もあります。考古学や建築史などの専門家の調査と監修にもとづく保存処置、復元修復が必要です(2007年撮影)。
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 こちらは、城門脇にある穀物倉庫。写真左側のドーム状の建物がそうなのですが...1基はドーム天井が落ちてしまっています。あと2基あるのですが、これも何らかの処置をしないと近いうちに崩落してしまう危険があります(2007年撮影)。なお、これらの穀物倉庫の現状は、Google Mapでもはっきりと見えます。
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 ふたたび、城壁の上から見たコート・ディジーの町。左側の池のさらに左(画面外)にシーシュ・マハルがあります。遠景には、小麦とパーム椰子の畑の緑、さらに彼方にローフリー丘陵。乾き切った砂漠と緑のコントラストが織りなす風景はなかなかのものです。サッカル空港から1時間ほど。絶好の観光スポットにもなると思うのですが。

 さて、この後は城を下りて、コート・ディジー遺跡を見学しました。詳細は次回。
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by asiansophia | 2012-03-25 19:45 | PJAM2012