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PJAM2012#8 歴史の街コート・ディジーその1

 第2日目、お昼ご飯の後、マッラー教授とともにコート・ディジー(Kot Diji)へ向かいました。
 コート・ディジーはローフリー丘陵の南西縁にある町ですが、インダス考古学を学ぶものにとっては町の西にある遺跡の方が有名ですね。
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 SALUからは車で南へ30分ほど。昨日のローフリー・バイパス、サッカルはメイン・ハイウェイ沿いで車も人も多く行きかうにぎやかな地域でしたが、こちらはのどかな田園地帯です。ちょうど冬小麦が育ち、マスタードの黄色い花が咲いていました。
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 最初に訪れたのは、街道沿いの新しい町コート・バングロー(Kot Banglo)からコート・ディジーの旧市街へ向かう道をしばらく走ったところ、小麦畑の真ん中に残されたシーシュ・マハル(Sheesh Mahal)です。
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 ここは英領時代も独立を保っていたハイルプール藩王国(タルプール朝の支流)の宮殿として19世紀後半に建てられたそうです。ムガル皇帝によりラホール城内に建てられた同名の宮殿は「鏡の宮殿」として有名ですね。ここも、モザイク・タイルとミラーワークで飾られあちこちにラホールを模倣しているような意匠が見受けられます。
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 前廊部分のモザイク。残念ながら維持管理が不十分なため、痛んでいる箇所が少なからずあります。また、心ない訪問者の落書きも目立ちます...
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 前廊部分のアーチと木の扉。
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 扉の上の精巧な透かし彫り。
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 大広間の四周は、モザイク・タイル、ミラーワークで飾られた柱、上部にステンドグラスをあしらわれた木の扉です。
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 柱には漆喰の上にミラー・タイルが嵌め込まれているのですが...残念なことにかなり剥落しています。
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 扉の上部~天井もびっしりとモザイクで飾られています。
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 天井のモザイク。同じパターンの繰り返しではなく、きわめて多様なパターンが見られます。
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 側廊の天井のモザイク。
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 周囲には、崩れかけた土塀がめぐっています。ここは、かつての門の跡。
 この宮殿跡は、現在でもハイルプール藩王国の末裔の私有財産なのだそうです。今までは、一般にも開放されていましたが、最近、閉鎖すると言われているそうです。しかしこれだけの建物なのですから、しっかりと修復、保存の処置をした上で、公開されるべきでしょう。
 後で紹介する、コート・ディジー城などとともに、タールプール朝の首都だったこともある歴史の街コート・ディジーを象徴するモニュメントのひとつです。マッラー教授は、何とか所有者を説得して、保存・修復に取り組みたいと考えているようです。
 なお建物は、Google mapで確認することもできます(こちら)。
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by asiansophia | 2012-03-21 20:00 | PJAM2012