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PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2

 前回の続きです。マッラー教授がせっかく連れてきてくれたローフリー丘陵バイパス地区...
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_223268.jpg
 ブルドーザーのキャタピラ痕がくっきり残る、とても悲しい事態になっていました...
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_2243431.jpg
  気を取り直して、別地点-というか、削平されてしまった地点の尾根の続きで、まだ採掘が及んでいない地点に移動しました。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_2254677.jpg
 草一本生えていない荒漠とした平らな地面の上に、びっしりと石がころがってます。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_2264184.jpg
 その大半は、石灰岩の石ころなんですが... よく見ると、そこかしこに石器があるわけです。それも、ものすごい数が、あちこちに集中部を形づくっています。この写真に写っているものも...よく見れば大型・厚手のフレイクです。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_228136.jpg
 そんな中にハンドアックスの作りかけもあったりします。スケール代わりにポータブルGPS(Oregon Garmin550)を置いてみました。約12cmです。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_22113857.jpg
 丘陵の頂部は、ずっとこんな景観が広がってます。なお、遮るものもなく日差しが強そうに見えますが...2月中旬は20年以上ぶりの寒波に襲われたということで、日中も20度台前半と過ごしやすかったです。が、あと1~2ヶ月もすると、日中は40~50度まで上昇すると言う...
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_22134666.jpg
 そして丘陵の頂部には、ところどころにきめ細かいシルト質の堆積物が三日月状に広がっている箇所があります。この写真では真ん中~右半分に写っているのですが分かりますでしょうか?
 実はコレ、インダス文明期の人びとが地面を掘り返してチャートの原石を入手した採掘坑の跡なのです。バイパス地区ではまだ発掘は行なわれていませんが、シャデー・シャヒード地区でイタリア隊とSALUの共同調査が行なわれ、そのときの発掘により明らかになりました。
 以下、参考までに5年前(2007年3月)の訪問時に、ヴィーサル教授にご案内いただいたシャデー・シャヒード地区の写真です。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_2217322.jpg
 やはり三日月状に広がる採掘跡。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_22183042.jpg
 唯一発掘された採掘跡。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_2219090.jpg
 採掘坑の底には、取り出されなかったチャートの原石が残っています(レンズキャップの脇)。採掘の結果できたこのような穴を、きめ細かいシルトが埋めた結果、地表から見ても分かる状態になった、というわけです。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_22204515.jpg
 ちょっと離れたところに、インダス文明期(またはその直前のコート・ディジー文化期)の石器製作地点が広がっていました。地表には、特徴的な石刃石核が落ちています。
PJAM2012#5 ローフリー・バイパス地区その2_a0186568_22214911.jpg
 ふたたび、ローフリー丘陵の地形、景観。
 この後は、インダス川の対岸、空港のある町サッカルの市内に残されている、インダス文明期の都市遺跡、ラカンジョ・ダーロ(Lakhan Jo Daro)を見に行きました。詳しくは、また、次回。
by asiansophia | 2012-03-18 18:00 | PJAM2012