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洞窟絵画の馬は想像か? 現実か?: Matching Genotypes and Phenotypes of predomestic horses on cave arts

 アメリカ科学アカデミー紀要電子版11月7日号掲載の論文です(PDFダウンロード可能、下記リンク先から"Full text(PDF)"を選択してください)。
 Pruvost et al.(2011) Genotypes of predomestic horses match phenotypes painted in Paleolithic works of cave art, PNAS,7,Nov,2011
 「家畜化以前の馬の遺伝子型は旧石器時代洞窟絵画上の表現型と一致する」アメリカ科学アカデミー紀要2011.11.7(オンライン版)

 南西ヨーロッパの旧石器時代の洞窟壁画には数多くの動物が描かれており、その中には野生馬も含まれています。描かれている野生馬は実にいろとりどりで、中には斑点状の毛色を表したものもあります(フランス、Peche-Merle洞窟)。これらは、旧石器人の想像の産物なのか、それとも家畜化される以前の野生馬にも毛色のヴァリエーションがあったのか。この疑問に対して、調査チームは、シベリア、東西ヨーロッパ、イベリア半島から出土してる31の家畜化以前の馬の骨から体色に関連する遺伝子情報を抽出したところ、18頭はもっとも基本的な毛色(赤褐色、Bay coat color、鹿毛)、7頭は黒、6頭は斑点を示す遺伝子情報をもっていました。斑点をもつもののうち4頭は更新世(=旧石器時代)、2頭は銅器時代のもので、ヨーロッパの資料でした。一方、シベリアの資料には含まれていませんでした。
 以上の結果から、洞窟絵画上に見られる野生馬の毛色は、当時、実在していたものであると考えられます。この研究成果は、旧石器時代の洞窟絵画の中の動物の特徴が写実的なものであって、象徴的、形而上的なものではないとする考えを支持するものとなるでしょう。
(Facebook上のMarlon Borges Pestanaさんの投稿から)



by asiansophia | 2011-11-08 12:30 | 旧石器考古学/Palaeolithic