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新刊紹介:信州の縄文早期の世界/ New book on Inital Jomon Rock shelter site

 8月15日に刊行された新刊が、著者から届きました。ありがとう!!

 著者は、あるときは標高1200mにある喫茶室のマスター、またあるときは北相木村考古博物館の学芸員、またあるときは絶滅動物の生態復元模型製作者の藤森英二さんです。
 さて、ほとんどの人にとって、栃原岩陰遺跡とか、遺跡のある北相木村なんて聞いたこともない?!というところでしょう。長野県と群馬県の県境に近い山間の小さな村の、山\崖↓谷底という峡谷に張りつくように走る国道に面して見つかったのが栃原岩陰遺跡です。
 遺跡の詳細や発見と調査の歴史は、本書や北相木村考古博物館ブログに譲るとして、ここでは私自身の思い出をちょっとだけ...
 本書中にも記されていますが、著者の藤森さんは、大学卒業と同時に、たった一人で縁もゆかりもない山村にひとり就職して、孤軍奮闘、遺跡の保存・整備と博物館の運営、そしてこれまでの発掘資料のとりまとめに全精力(たぶん)を注いできた方です。とは言え、ここに至るまで(またたぶん、ここに至っても)の苦労は並大抵のものではなかったでしょう。
 そんな優秀な後輩(大学の2期下でしたね)の要請を受けて、遺物整理や発掘調査のお手伝いをさせていただいたことがありました。そうそう、合宿の発掘調査3週間~翌日から北相木村で約2週間~その後もまた某所で2週間と、2ヶ月近く家に帰らないロードの日々でしたね。無茶苦茶だったけど、それなりに楽しかった。最終日、帰り着いた上野の焼肉屋での馬鹿騒ぎとか...ね、Y山さん。
 まぁ、私の場合はほんとうにちょびっとお手伝いしただけで、どれほどの役に立ったかは分かりませんが、その後も続けられた藤森さんの努力の結晶が、本書にはぎっしりつまっていますので、ぜひご購入の上、ご一読を!! 新泉社さんから刊行されているこのシリーズ「遺跡を学ぶ」は、定価1500円(+税)なのにフルカラーの写真・図版満載で読みやすくて分かりやすいので、全冊お勧めですから。本当に(笑)

 それはそれとして、少々専門的なことについて指摘すると...タイトルを含め、最新のAMS年代測定の成果も含めて、下層から「縄文早期」ということが謳われているわけですが...土器の型式編年からはじまった時期区分と、本書で解説される生活の在り様とが整合していないようで気になります。早期前半の黒曜石の利用などから見える移動的な生活と岩陰での居住/早期後半以降の活動痕跡の少なさ=定住的集落の出現という画期を考えるのならば、いっそ「早期」の中の前半/後半などと言わずに、ここでズバッと分けてしまえばよいのでは? 型式名のまとまり以外で、「縄文早期とは何か」を見直す重要な遺跡でもあると思うのです、この栃原岩陰遺跡は。いや、もちろん、「縄文早期」ということではなくて、「縄文時代とは何か」、つまり縄文時代的な生活や文化とはどのようなもので、いつごろからはじまり、また本格化するのか、を議論するための重要な材料を提供し得る遺跡だということですよ。
 と、偉そうなこと言ってすみません。藤森さん。これからも(適当に)がんばってくださいね。息子×2がもう少し大きくなったら連れて行きますから。

ところで、ご一緒に、こちらの本もぜひどうぞ(汗)

武蔵野に残る旧石器人の足跡・砂川遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」059)



I have received a new book on Inital Jomon rock shelter site with the compliments of the author. Tochibara Rock Shelter site is located on steep cliff in mountainous Central Highland in Honshu I. and is significant with rich stratigraphy: 5.5 m thick deposits including various pottery, lithic technology and bone/ antler/ seashell objects. The lowest layer is placed as Inital Jomon with pottery typo-chronology. AMS datings of carbon on pottery from the lowest layer show around 10,500yr calBP. It indicates post Younger Dryas- global warming up period.
Rich contents of the site should be key evidence to elucidate post-Younger Dryas adaptation in temperate mountainous area.
Unfortunately this book is written in Japanese only... I will make brief English description some day.
by asiansophia | 2011-08-29 18:31 | 考古学(いろいろ)