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予告編 ジョウモン・リージョナル(おまけ)

予告編 ジョウモン・リージョナル(おまけ)_a0186568_2361027.jpg 一昨日の記事を投稿した後、もう少しだけ頭の中を整理してみました。今後の展開1)のつづきです。
 縄文時代の集落、そしてそれを取り巻く領域(生活範囲)については、歴史的・民俗学的な村落景観についての同心円状のモデルが適用される場合が多いかと思われます。居住の場を中核として、日常的な生産活動の場(農地)から中間的な空間(サトヤマ)~非日常的な空間(オクヤマ)へ、という図式ですね。もちろんこれは、概念的なモデルです。あるいは経済学的な観点からは、移動コストと開発可能資源の関係からみたキャッチメントという概念もあるかと思います。
 これに対して、今回、われわれが遺跡分布を微視的に検討(微分)した結果見えてきたものは...崖線という地形に強く規制された、特徴的な生活空間配置の実態といえるのではないかと考えます。
 遺構単位の分布の中に見出される住居跡の分布の集中単位を核として、集石や土坑、土器集中などの分布が示す活動の強度の高い空間が崖線に沿って帯状に配置されます。まだ図示できませんが、どうも崖線の中の微地形要素によって、そうした帯状の配置の中でも遺構分布=活動強度の差異が生じるようで、これにより崖線沿いの分布の中で、「遺跡」の範囲を区切ることができそうです。
 一方で、崖線に直交する方向では、わずか200~400メートルほどで急激に活動痕跡が残されなくなります。連続的な変化というよりも、一定の距離を「しきい値」として、「活動痕跡を多く残す」/「ほとんど残さない」の二値に二分できるような様相を示すわけです。
 この状況を、先の同心円状のモデルと比較すると、崖線等という地形の著しい影響(効果)により、限りなく二次元に近く引き伸ばされている状態にあると言えるのではないでしょうか?
 どういうことかと言うと...崖線に並行する方向では、中核~周辺という連続的な推移が見えます。一定の尺度で、それをゾーニングすることも可能でしょう。しかし直交する方向では、そうした連続的な推移ではなく、急激な変化ないし断絶しか捉えられないわけです。
 「遺構および遺物分布を残す活動」の分布は、崖線地形に強く規制されていると言えそうです。
 そんなことは、前から言われていたじゃないか、という声も聞こえてきそうですが...ここで取り上げるのは「集落」の分布ではないですから。
 住居跡が集中する「集落」だけでなく、考古学的に捉えうる活動痕跡のほとんどの部分が崖線沿いに集中しているのです。そしてそのことを、感覚的にではなく空間分析として手順を踏んで提示することができるのです。
 どうでしょうか?
by asiansophia | 2011-06-07 22:41 | 野川・多摩川/RegionalStudy