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世界が一番寒かった頃3: LGM environment and microblades in Hokkaido

 さらに続きです。今日は忘れずに『日本の旧石器時代遺跡』のデータを持って帰ってきたので、先に作成した地図に遺跡のドットを落としてみました。
世界が一番寒かった頃3: LGM environment and microblades in Hokkaido_a0186568_2223185.jpg
 日本旧石器学会のデータベースにもとづいて、細石刃・細石刃核が出土している遺跡をプロットすると、こうなります。このうち、年代的に最古段階(=LGM)と考えられる蘭越型は、白滝遺跡群を除くと渡島半島などの道南ににのみ分布するようです(役重さんのまとめ)。となると、図中のほとんどのドットは、より新しい時期のものです。ただし、蘭越型と同時並行の可能性がある美利河型、峠下型1類の分布を検討しなければならないのですが、残念ながら日本旧石器学会のデータにはそこまで入っていません... あくまで概要ということで。
世界が一番寒かった頃3: LGM environment and microblades in Hokkaido_a0186568_2249113.jpg
 もうひとつは、北海道の「すべての」後期旧石器時代遺跡をプロットしたものです。とは言え、最古段階の細石刃石器群と、それより古い年代値を有する石器群は数少ないので、遺跡数の増加分はそのほとんどが細石刃以降のもの(尖頭器、有舌尖頭器など)ということになります。
 ぱっと見ただけで精確ではありませんが、やはり道北部では細石刃以降に遺跡数が増加するようです。
 非常に大雑把に言えば、より南からより北へという分布の広がりが、時系列に沿って追えるのかも?!
 もちろん、道北部がLGMに無住地域だったと言うのではありません。とくに白滝など大規模な黒曜石原産地は、環境が厳しくても利用され続けていたようです。人口あるいは活動の頻度、強度が、環境に応じて異なっていた可能性がある、と言っておきましょう。

 さて、この一連の作業は、本当にお手軽なものですので、これで打ち止めです。しかしながらGISを利用すれば、実際に個別の遺跡の位置、緯度や標高、地形などを解析して傾向を抽出(もちろん、あれば)することも可能です。せっかく集成したデータなのだから、活用しないともったいないですね。
 ということで、また別の主題で何か記事を書いて見ましょう...そのうち...たぶん
by asiansophia | 2011-05-17 23:08 | 旧石器考古学/Palaeolithic