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それでも、日々は過ぎていく

 3/11の東日本大震災から、はやくも2週間以上の日が経ちました。
 依然として1万人以上が行方の分からないままです。長期化する避難所生活の中で体調を崩される方も少なくないようです。
 その上、福島第1原発における危機的な状況は、小康状態を保っている...と言うよりは、次々に新たな事態が生じ、もはや高濃度の放射能が原発の建物外に漏洩しているというニュースすら、衝撃の度合いが低くなってしまったような感すらあります。
 3/13、震災の2日後に帰国して目にした東京の景色はそれまでと何も変わらないようで、えも言われぬ不安定な感覚に襲われたことを思い出します。それから2週間が経ち、都心からやや離れたわが家は計画停電に振り回されてはいますが、基本的にはもう、以前と変わらない日常に戻りつつあります。わずか200キロしか離れていない福島県では、放射能に汚染された原発内で必死の復旧作業に取り組んでいる人たちがいて、その周囲では屋内退避・自主避難地域に残り暮らす人びと、それを支える人びとがいると言うのに...





 きわめて個人的な体験なので、今回の事態と比較することが正しいのかどうか分かりませんが...こうした不均衡というか、まったく異なる世界がわずかな線を境に接している状況に目眩む思いをしたことがあります。私の父が失踪し、4ヶ月の行方不明の後に、遺体で見つかったと連絡を受けたときのことです。
 父がすでに死んでいるだろうことは、ことが起こったときからすでに覚悟していましたので、それ自体はそれほどの衝撃ではなかった、と言うとなんて薄情なと思われるかもしれません。でもやはり、それははっきりと分かっていたことだったのです。ただ、自分が直面している事態と、自分を取り巻く周囲の状況の落差には、たびたび、目眩む思いをしました。
 私と、私の家族は、尋常ではない事態に直面しています。でも、そのすぐ外側では、何ら変わることのない日常が繰り広げられているのです。世界は、変わらない。ただ、それを見て、感じて、受け止める自分だけが変わってしまっているということに気づいたときの、不思議な感覚...それを今、当事者としてではありませんが、ふたたび感じています。今度は、世界が変わってしまったのではないか、という思いと、それでも日々を今までどおり生きていくのだという実際とのギャップです。

 もっとも、いつまでもそんな感傷的な思いに浸っているわけにはいきません。
 息子×2も、それぞれ進級です。
 息子1は、震災当日、保育所に深夜まで残らなければならなくなって、眠りたくないと泣いていたそうです。そのせいもあってか、1週間ほどの間は、夜寝かしつけられるのをいやがって、また夜中に泣いて起きることもありました。その上、折悪しく(結果的には計画停電の関係で奥さんが仕事を休めたので助かったのですが...)水疱瘡にかかって、震災直後から1週間以上保育所に行けなかったことが、ますます良くなかったようです。先生や仲の良い友だちと、いつもどおりに遊びたい気持ちが強かったのでしょう。ようやく念願かなって登所できた時には、すっきりとしたようでした。息子2も、まぁだいたい似たようなものです。
それでも、日々は過ぎていく_a0186568_0313417.jpg また肝心な時に不在だった父親は、すっかり株が下がってしまいました... これはまぁ、仕方ないことです。
 息子1は、もうすぐ4歳。先週末に最年長クラスが卒園したので、今週から、いよいよ幼児クラスの教室です。息子2も、1歳児クラスになると、一気に同級生が3倍に増えます。

それでも、日々は過ぎていく_a0186568_0351591.jpg


 まぁ、そうした環境の変化への適応は早い方なので(とくに息子2)、こちらについてはとくに心配することもないのですが...
 この子たちの未来のためにも、事態がより良い方向へ収束することを期待します。
 でも、決して楽観視できる状況でないことも事実なので、できる限りの備えと、そして覚悟もしなければならないでしょう。
 一見すると今までどおりの日常が続きます。しかし世界は確実に変わってしまい、決して元通りにはなりません。この不安定な感覚の中での日々は、まだしばらく続くことでしょう。
(写真:いつもの行きつけ「たっち」で遊ぶ息子1と、お弁当を頬張る息子2@3/21)

by asiansophia | 2011-03-29 00:43 | 日々のできごと/ Daily life