S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ

PJAM2012
3.11 Earthquake
Archaeology(English)
India2011
日々のできごと/ Daily life
アジア/ Asia
おでかけ/ Japan
南アジア考古学/SA Arch.
野川・多摩川/RegionalStudy
旧石器考古学/Palaeolithic
砂川・武蔵野台地北部
考古学(ジオ)
考古学(いろいろ)
雑記

最新の記事

ブログ移転のご案内
at 2012-08-15 01:41
PJAM2012#19 ハイ..
at 2012-04-07 20:00
PJAM2012#18 ヴィ..
at 2012-04-06 20:00
PJAM2012#17 砂漠..
at 2012-04-05 20:00
PJAM2012#16 フェ..
at 2012-04-04 20:00

最新のトラックバック

石器文化研究会 シンポジウム
from 黒く光る石と黒く動く虫

以前の記事

2012年 08月
2012年 04月
2012年 03月
more...

ライフログ



Ninja analyse

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

南アジア先史・原史考古学への道:ペシャワール編(その3) インダス文明と石器研究1

 石器チーム(構成員は限りなく1人)が対象としたラフマーン・デーリ(Rehman Dehri:以後、RHDと略記させていただきます)遺跡は、パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州南部のデーラ・イスマイル・ハーン県にあります。インダス川中流右岸に広がるゴーマル平原の一角です。周囲4キロに及ぶ囲壁をもち、ペシャワール大学により発掘調査が行なわれました。その成果はAncient Pakistan誌(vol.6,vol.10)に報告されています。インダス文明の前段階の大規模集落で、文明期に至り廃絶されたと考えられています。
a0186568_21531914.jpg 出土品は多彩で、彩文土器、土偶、印章、金やラピスラズリ、象牙製などの装身具が多数。もちろん石器もあるのですが、宗臺秀明さんによる考察(「石器よりみたるハラッパー文化の形成」『インド考古学研究』第7号, 1984、「ラフマーン・デーリー遺跡出土石器群の性格」『インド考古学研究』第13号,1990)を除くと、まったく報告されていません。ペシャワール大学に留学されていた宗臺さんにお聞きしたところ、どうも私が資料を手にした2004年末の状態は、宗臺さんが資料を扱われていた当時のまま=十数年にわたって誰も触っていない状況だったようです。
a0186568_22213856.jpg 石器の軽視または無視(?)はRHD遺跡に限ったことではなく、膨大な量の石器が出土しているかのモヘンジョ・ダーロ(現地の博物館に山積みにして展示されています)にしても、いくつかの写真と論考を目にすることができるだけです。後述(予定)のとおり、メヘルガル(Mehrgarh)遺跡におけるフランス隊、ローフリー丘陵(Rohri Hills)におけるイタリア隊などによる、限られた取り組みがあるだけです。
 それではこの資料を前に何ができるのか?とりあえず、収蔵庫の中から見つけられるだけの石器を集めてきて、分類(形態、石材)、計測(長さ・幅・重量など)、観察(打面、そのほかの技術属性など)をひたすらPCに打ち込みつつ、合い間に実測、写真撮影を行なうことにしました。ところがこの時点では、実際のところ、作業の成果について何の見通しもなかったのです...(続く)
[PR]
by asiansophia | 2011-01-04 06:00 | 南アジア考古学/SA Arch.